プルメリア「秋の育て方」

初めての冬越し。10月で葉があるにも関わらず水やりをストップしてしまったり、少しだけ水をやると聞いて霧吹きで水やりをしてシワシワが取れなくて悩んでいたり、室内の暗い部屋に置いても大丈夫なのか?などなど、いざ冬を目の前にして、初めての冬越しは不安がたくさんあると思います。

ここでは、植え付け1年目(もしくは冬越し初心者)の秋の育て方についてまとめてみたいと思います。育てる環境により違いがありますが、気温や植物の状態を観察するようにしてください。

  • プルメリアは15度以上で生育します。
  • 15度以下だとあまり動きません。
  • 葉が落ちなければ水やりが少し必要です。
  • 葉がなくなったら水やりは必要ありません(枝がシワシワしたら少しだけ)。



【プルメリアブック P42】





1年目の鉢植えは葉が黄色くなり始めたら室内へ移動。10月はまだ水を与えても大丈夫です。11月から徐々に水の量と間隔をあけて、冬越し株へと持っていきましょう。

夏は毎日与えていた水やりが、1週間に1回、2週間に1回、1ヶ月に1回。
といったように徐々に間隔をあけていきます。(これが10月から12月頃にかけて)
気温が15度以下に下がるようになったら、水の量もさらに減らしていきます。
12月はコップに一杯を1回程度。
1月はおちょこに一杯を1回程度。
1月末ごろには完全に葉が落ちて休眠を始めたら起き始める4月まで全く水を与えず冬越しをします。
*置き場所により違います

置き場所は生活をしているリビングルームが一番暖かいのでおすすめです。玄関のコンクリートの上では気温が下がり寒くて枯れてしまうので要注意。陽射しが入らない部屋でも気温が安定していれば大丈夫ですが、温度が急激に下がる冬には加温が必要です。



【プルメリアブック P43】


何年か経つと、プルメリアの根も丈夫になり、少し無理をさせても耐えられる体力が出てきます。葉を全部カットして水を断ち一気に冬越し株にしたり、気温がやや低くても耐えられるようになります。
*1年目の鉢植えは慎重に10月末頃移動させて、大鉢は12月頃まで放って置いて室内に移動させていました。

1年目の鉢植え、初めての冬越しの方は、育てながら葉が黄色くなって行くのを観察して、時期や気温を確かめながら、室内に移動し、水やりを少しずつ控えながら11〜12月頃までに休眠させるようにしてみましょう。部屋があったかくて冬でも葉が落ちなければそれも良し。水を少しだけ与えるようにして半休眠のような状態で冬越しをさせます。