Luauの準備

ブロックの葬儀の日時が決定し、本格的な準備が始まりました。6月26日(日)ワイメアベイを貸し切って行われ、誰もが参加できるイベントのようになりそうです。クイックシルバーのエディアイカウのイベントを仕切るチームが全ての準備をしてくれています。

私は一般に告知するデータなどをすでに作り終えました。辛い作業ではありますが、デザインの部分で出来る事はすべてやるつもりです。今日は食事の準備があるというので参加しました。慣れたチームの中できっと足手まといになるかとも思いましたが、どんな風にやっているのかを見たかったし、行って本当に良かったです。

食事も自分たちで全て800名分を用意します。タコとタロイモの葉を使ったLuauの下準備でした。タロイモの葉っぱは喉がイガイガする成分があるので良く煮て使用します。硬い軸の部分と先端のトゲを取ります。



ハワイアン・ウォーターパトロールを率いるテリー・アフイを筆頭にノースショアのライフガードたちが手伝ってくれていました。テリー・アフイが「手伝うか?」と声をかけてくれました。やり方を教わって準備を少し手伝う事ができて嬉しかったです。ちなみにタコはもちろん誰かが釣ってくる予定なのだそうです。800人分のタコを釣るとか、たぶんマグロも釣ってくる予定。本物の「海人」たちなんだな。。。とスケールの大きさに感動します。


大量のタロイモの葉を触り、手がかゆくなり、まだ少ししびれています。たぶん食べられないように毒を持っているのでしょう。プルメリアの樹液も毒がありますが、さんざん触ってきているので、別になんともありません。タロイモにもこれで免疫ができるでしょう。

 


煮るとほうれん草のようになります。誰も気にしていないようでしたが、かき混ぜるシャモジがパドル用のオールです。カイ・ガルシアはスタントマン。ブロックが一番仲良かった親友なんじゃないかな。ブロックの病気が発覚した少し後に、心臓発作を起こして入院した。どれだけショックだったろう。男の友情は女性同士のそれとは全く違う、何か特別なものがあると思う。



鍋をかき混ぜているというよりは、オールで船を漕いでいるようにしか見えません。。。奥がハレイワビーチのライフガードのサム、手前がワイメアビーチのケリーです。二人ともブロックがとても仲良かった長年の信頼できる親友です。



交代でずっと誰かがかき混ぜています。これは当日まで冷凍しておき、下準備完成です。



帰る間際になって「あなたのピアス、私のよ!」と声をかけられた。「???」最初意味が分からなかったのですが、私が付けているピアスが彼女が作ったものだというのだ。もう6年近く前にオレンジ色の石が気に入ってスワップミートで買ったものだ。この日は農場に行っていて汚い格好をしていたので、家を出てくる前に足をあらって、慌ててこのオレンジ色のピアスだけ付けてきた。


  

彼女はテリー・アフイの奥さんのエイプリル。実際に私が買った時期、彼女はスワップミートでジュエリーを売っていた。普段は付けていない今日のピアス。あまりの偶然に鳥肌が立ちました。よく「引き寄せる」っていうけれど、そういうのって本当にあるのかな?と考えてしまいます。彼女の制作スタジオも見せてもらいました。女の子の友達が来たら絶対に案内したい素敵なスタジオ&ショールームです。

ちなみに、後ろに居るのはライフガードのマーク・ドンブロスキー。ブロックの友人はみんな本当に素敵な人たちばかりです。なかなか悲しみを乗り越える方法が見つかりませんが、こういう時間が彼を大好きだった人たちのグリーフワークになっていくのかな。頭では分かってはいるけれど、まだまだ悲しいのです。。。本当に良くこのストレスに耐えられていると感じます。崩れないように「ブロックは強い人だから、私も強くなっているはず。大丈夫。」と言い聞かせています。

(c) Clark Little

今年のエディアイカウの大会では、サーファーだけなく、ジェットスキーでケガ人を出さないようにレスキューする彼らの活躍もすごかった!!!