バンクス花譜集
月曜日の午前中に美術館へ行くというのは、とっても贅沢な気分です。
クック船長に同行したプラントハンターのジョゼフ・バンクスが採取した太平洋の植物。当時20代であった画家のシドニー・パーキンソンがスケッチをしています。若い画家のパーキンソンはジャワ島で病気(オランダの支配下にあった頃、貿易が盛んでとても不衛生だったらしい)で亡くなってしまうのですが、未知なる植物を追い求める冒険の旅は楽しかっただろうな〜という思いを馳せるだけもワクワクします。この大作がようやく出版されることになるのは、なんと200年後。しかも限定100冊。この緻密で美しい銅版を描くのには10年かかったそうです。(個人的にはパーキンソンの原画のスケッチも見たかったな、と思いました。)
お時間のある方は、渋谷Bunkamuraザミュージアムで3月1日まで。
ミュージアムショップで気に入って購入した本『ヴィジュアル版植物ラテン語辞典』。ガーデナーのためのラテン語辞書って感じです。学名や科や属名はラテン語なのでラテン語の意味が分かると、どんな植物なのか分かります。
全てのページにキレイな挿絵が入っているのも◎。
試しに、Plumeria Tuberculataを調べてみましょう。
Tuberculata |
ありました!Tuberculataは女性名詞で『こぶに覆われた』という意味。合ってる〜!!!楽しい〜。
写真一番上の段、tsussimensis......対馬産を意味するツシメンシスだって(笑)眺めているだけでも楽しいです。