品種紹介 10
JL Clark's Wave ( JL クラークス ウェイブ)
この素晴らしい花は、ジムリトルの息子のクラークにちなんで名づけられました。波のような花弁で、花の大きさは平均10cmほどです。中心のイエローにホワイトが溶け込んだような美しい色合いです。ハワイアンレイによく使われるセラディーンに似た香りがします。丈夫な枝で、樹形は中型の立性です。
★通常のツアーはお休みの日を使ってアロハミーティングinハワイを開催しましたが、週末も休まず農場の手入れをしに来たクラークも顔を出してくれました。
Rim Fire (リム ファイヤー)
このプルメリアは、中心がイエローとホワイトで、花弁のふちには、エキゾチックなピンク色の帯があります。香りは甘く、樹形は中型です。
★丸みのある花弁がかわいらしいですよね。
Hurricane (ハリケーン)
美しいレッドとピンクのカラーで、花弁がわずかに重なりあっています。中心は弾けるような赤色で、シナモンのような香りをもち、コンパクトな中型の樹形です。
★中央が赤いプルメリアが珍しい個性的なプルメリアです。
Ellen#15 (エレン #15)
平均13cmほどの大きな花で、素晴らしい香りがします。花弁はオレンジとイエローで、徐々にホワイトになっています。大型の樹形で、丈夫な枝です。
★大型のプルメリアで、一度実物を見ると忘れられないインパクト。
JL Hawaiian Rose (JL ハワイアン ローズ)
この花は、プルメリアの中で最もローズの香りが豊かなベラクルーズローズのシードリングです。ベラクルーズローズと同様に、ローズの香りを持ち合わせていますが、色は深いゴールドカラーで、花弁は重なり合っています。樹形は大型で丈夫です。
★PUの実生実験で植えたベラクルーズ実生株が今年から開花し始めました。思ってる以上に樹形や成長に違いが見られるのと、花もかなり色々なバリエーションが見られ、とても面白い結果となりました。今年中にはPU PRESSとしてまとめたいと思います。
Lava Flow (ラバ フロウ)
中心に弾けたようなイエローとオレンジのカラーがある美しい花です。バランスよく成長する中型の樹形で、甘い香りがします。
★これは昔、オアフ島でクラークが見つけてきた品種です。品種の中には色々な場所に植えられているプルメリアをプラントハンターのように見つけてきては集めるという作業も長年してきました。黄色いシンガポールのハイブリッド(Mele Pa Bowman)はワイアルアの民家でドナルドアンガスとジムリトルがドライブ中に見つけました。ツアーでもっと時間があったら街に繰り出して、親木観察ツアーみたいなのも出来ましたね〜。
Princess Victoria (プリンセス ビクトリア)
花弁に斑が入った、ユニークな花です。斑入りは、常に起こるわけではありませんが、私たちの農場でも20年間観察を続けていますが、今でも時折発生する現象です。斑入りではない場合は、やわらかなピンク、ホワイト、イエローのカラーです。
★今年大きくなりすぎた木を小さく切り戻したら、斑入りが一斉に出ました。木が若い方がこの模様が出やすいようです。
JL Gladys Kamakakuokalani Brandt (JL グラディス カマカクオカラニ ブラント)
中心が、弾けたようなイエロー・オレンジのカラーの美しい花です。甘い香りで、バランスの取れた中型の樹形です。
★花付きも良くハワイでは今の時期に満開を迎えています。以前ブログでこの品種についてまとめましたので、興味のある方は再度読み返してみてください。Gladys Kamakakūokalani Brandt (1906–2003)
JL Golden Pagoda (JL ゴールデン パゴダ)
ゴールドの花弁の先がカールした可愛らしい花で、裏側がピンク色です。香りは甘く、中型の樹形です。
★写真を撮ったのに見つからず。今年は新しい写真に差し替えるぞ。
JL Show Off (ショウ オフ)
スエードの質感に厚みのある花弁が特徴の美しい花です。花弁の裏側にもくっきりとした赤いラインがあります。
★この厚みのあるお花でレイを作ってみたいです。今後の目標。
では、また来週〜。