Kauka Wilderの歴史

ハワイでも路地で見かける事の多いメジャーな品種、KAUKA WILDER(カウカ・ワイルダー)はほっそりとした花弁のレインボープルメリア。ピンクとイエローが混ざりあった花弁は発色がとても美しく、オレンジ色のように見えます。

そんな古典品種のプルメリアですが、名前の由来が判明しました!




KAUKA WILDERは『カウカ・ワイルダーさん』です。そう、人の名前でした。ハワイのビショップ・ミュージアムで働いていた方です。ビショップ・ミュージアム(Bishop Museum)はハワイ最大の博物館で、ハワイを含む太平洋の島々から集められた工芸品や自然科学の貴重なコレクションが展示されています。そこで、美術品を集める仕事をしていたのがカウカ・ワイルダーさん。

©Bishop Museum



プルメリアはカウカ・ワイルダーさんによって美術品と一緒に1940年代、1950年代に主にメキシコから持ち帰られたものが、ハワイの古典品種となっているようです。ハワイで良く見かける、品種名の付いていないCommon Pink(一般的なピンク)なども含まれます。



今ほどバラエティに富んだプルメリアは存在していませんでしたが、その後、カウアイ島のBill Moragne(ビル・モラーニ)が最初のプルメリアの品種交配種を作り出し、その後70年代以降はジム・リトルへと引き継がれ、今に至っています。