プルメリアのブラックティップ

今度は根ではなく、トップの部分に異常がみられる場合です。


よく春先に見られるのがシンガポール・ホワイト(Obtusa種)の先端の部分が黒くなる事があります。これをブラックティップと呼んでいます。季節の変わり目になりやすいです。日本では春プルメリアを外に出して水やりを増やしたとたんになるので、ちょっと外に出すの早すぎたかな?水やり急に増やしすぎたかな?と毎回反省するのですが、色々試してもあまり結果は変わらずいくつかの枝はブラックティップになるので、最近では「枝分かれがしたいのね。。。」と割り切っています。これによってプルメリアが枯れる事はありません。先端は枯れますが脇芽が出て来ます。黒い部分を突き破って新しい緑の葉を出す事もあります。マイナス部分は脇芽になると、またしばらく花芽を付けるのが遅くなるという点です。

シンガポール・ホワイトのブラックティップはハワイでも見られます。オブツサ種の特性でしょうか。もしかしたら、実はハワイでさえも冬は若干気温は下がるし雨期だから?もっと気温の安定している場所ならならないとか....?東南アジアや原産地ではどうなのでしょう?知っている方が居たら教えてください。

オブツサ種のブラックティップ

これは脇芽ではなく、中央から新芽が出てきました。

これはルーブラ種(多くのプルメリアはこちらの種)です。これもブラックティップと呼んで良いかは分かりませんが、上部が枯れています。痛んだ理由は冬の寒さです。上部は新しい枝(より緑色の部分)なので、水分を多く含んでいます。茶色く木質化した枝より柔らかいので冬の寒さで痛みやすい部分です。

根は痛んでいなかったので、春になると再び脇芽を出して動き出します。



我が家の農場犬。お掃除係。折れたプルメリアの葉っぱを下に捨てたらすぐ食べる。ダメだよ!と言うと慌てて飲み込む。お腹壊しても知らないよ。。