冬の水やり回数:報告

3月も中旬になり、プルメリアが活動をはじめるにはまだもうしばらくありそうですが、河津桜は満開になり、植えた覚えのない日本水仙が顔を出し、ふきのとうを摘み、少しずつ春のおとずれを感じます。


花を摘むのが大好きな事を知ってか、友人が誕生日プレゼントにくれたのは花瓶のネックレス。これなら道ばたの小さな花も素敵に見えそうです。しかも、とっても良い香りが漂ってきます。九十九里のガラス工房PRATO PINOの作品だそうです。



さて、本題。冬にプルメリアを枯らしてしまった方からの連絡もこの時期には増えてきます。どこで失敗したのか分からない....。水やりの回数も減らしたのに....。本に書いてあった通りにやってみたけれど、実際には『加減』が分からない。など、文章でも言葉でもうまく説明しきれないのが「水やり」です。母親に調味料の分量を聞いても「適量」としか答えが返ってこないのと一緒でしょうか。結局は失敗を含め経験を重ねないと覚えられない事のひとつのようです。

私も「適量」じゃなくて、料理本のようにもう少しきちんと説明ができれば。と思い、今年の「水やり」を振り返ってみます。

ここ数年特に冬に気温が下がる事が続いているように感じます。みなさんが管理をしている地域にもよりますが、室内に移動するタイミングも早まっています。

10月中旬:水やりの回数を控え始める
10月末:急激に気温が下がり、あわてて室内へ移動させる(小さい鉢)
11月上旬:すべての鉢を室内へ移動

実際の水やりの回数:2013年11月(2回)


実際の水やりの回数:2013年12月(常緑〜半常緑種1回、ルーブラー種0回)


Plumeria Bookの時にも真剣に考えて分かりやすく書いたつもりでしたが、12月の水やりは1ヶ月に1〜2度表面を濡らす程度。となっています。でも、今年の実際の水やり回数は0回でした。


実際の水やりの回数:2014年1月(0回)


現在3月半ば。3ヶ月半もの間断水されたプルメリアの苗の状態は....というと。
比較的大きな木は体力もあり、ほとんどシワもなく休眠しています。ある程度大きくなると、プルメリアの冬越しもラクになります。


植えて1年目(はじめての冬越し)のプルメリアは根の張りも弱く体力がないのでシワシワになってきますが、葉を全部落としている場合には水をやらない方が無難です。太陽が当たると暖かいビニール温室の中ですが、夜は気温が下がると思うで、少し水を与えたいのを春までぐっと辛抱しています。*幹を触ってしっかりと堅ければ良い状態。


結局12月から一度も水やりをしていなかったという結果です。冬は本当にやる事がないんだという事が判明してしまいました。