プルメリア:Bare Root (裸根)

Bare Root Plumeria(ベアルート)のプルメリアとは、 土を落とした『裸根』の状態のことをさします。 バラやフルーツなどの花木はよくこの状態で販売されているのを見かけますよね。

プルメリアも裸苗はとても扱いやすい事に気付きました。冬は休眠しているので一切水を与えなくても良いし、場所とらないし、今ぐらいの時期ですと調子の悪い苗はすでに状態が悪いのが分かります。反対に、状態良く休眠している苗も見て分かります。

今日はジャンク植え(まとめて鉢に挿して発根をさせている)の苗木を鉢から出してみました。

これはVera Cruz Roseの苗木。枝も堅くしっかりとしているので良い状態で休眠している事が分かります。お水はもう何ヶ月も与えていません。


細い根は枯れていますが、太い根は白く残っています。春に慌てて水を与えずゆっくりと起こしていくのがポイントです。気温が上がってくると勝手に葉が動き出してきます。



なんと!4本中2本に花芽が立ち上がっていました。起きてきています。でも水はあげません。このVera Cruz Roseは早咲き品種でもありますが、秋にも花芽を付けるので、四季咲き?と思うほどです。優秀な強健種だと思います。


今日気付いた事があります。
プルメリアの枝を挿していた、水を3ヶ月以上も与えていない、パーライト100%の「超乾きやすい土」の中に手を突っ込んでみた所。。。
見た目にはカラカラに乾いている状態ですが、なんか、あったかくて、しっとりとしているんです。あったかいのは午前中日が当たっていたからだと思いますが、少し湿り気を感じる事に驚きました。いままで手をしっかりと鉢の中に入れてみた事はありませんでしたから。

表現すると『寝汗をかいたお布団の中』って感じ。もしかしたらプルメリアの水分が蒸発した時にはパーライトがその水分を吸って、パーライトは水を与えなくても微量ながら湿気を保っているような気がしました。




シワシワになりながらも、プルメリアの苗はがんばって寒い冬に耐えています。