立てかけとく。

「立てかけといて!」というのは、農場で大きなカッティングを増やす時に使う言葉。

英語では「木の下に置いといて!」という感じですが、日本語では『立てかけておく』というのがしっくりきます。

プルメリアを増やす方法は様々ありますが、農場では短時間で効率の良い方法を求められます。こちらが「立てかけておく」方法。

同一品種の木の下に置いておきます。



Jim Little著の本でも紹介されていますが、地面に置いておくと、自然にカルスが出来上がるので、しばらく放って置いて乾燥させて、時間のある時にあとで地面に植える。という方法です。木の下は日陰になるので、直射日光を避け日光焼けや乾燥から守れます。


Growing Plumerias in Hawai'i  (P38)





なぜ「立てかけとく」がしっくりくるかと言うと...。あとで植えようと思って、忘れていてそこで根付いてしまっている事が多いからです。





あとで、読もうと思って買う本がたまっていって、本を積んでおく事に似ているような気がします。日本人ならもちろん知ってる「積んどく」という言葉。






実は『TSUNDOKU』という言葉はワールドワイドな言葉になっています。






プディカは強いので、立てかけとく必要もありません。




折れた枝が勝手に根付いて育ってしまいます。プルメリアは多肉植物です。切り口をしっかりと乾燥させてから植え付けますが、このように地面に少しだけあたっているだけで発根もします。





こちらは通常サイズのカッティング苗をまとめて植えて増やす方法。ギャングルーティングと呼んでいます。時間のない時や、同一品種を増やしたい時に行っています。私は個人的にはこの方法が気に入っています。なぜか仲良くぎゅうぎゅう詰めに一緒に植えると発根が早い気もしています。

Gang Rooting (P39)



プルメリアの育て方にも様々な植え方や管理の方法があると思います。アロハミーティングでは良い結果が得られた方法など、ぜひ気軽に発表してください。(写真1枚でも、説明だけでも大丈夫です!)


ALOHA MEETING 2017