花芽の付いた苗木

プルメリア、今から数ヶ月間は植え付けに最適の時期です。ゴールデンウィークのハワイ旅行で苗木を持ち帰った人も多いでしょう。

たまに花芽の付いた苗木を見かけます。枝の先端に小さなブロッコリの様に見えるものがそうです。花がすぐに見られる!イェーイ!となるかも知れませんが、実はこれは少し悩む所なのです。

春はプルメリアが花芽を付ける時期なので根がない状態でも花芽が動き出してくる事はよくあります。しかし、花芽のある状態の苗を植え付けると、花芽に栄養が行ってしまい、なかなか根が動き出さない場合もあります。

という訳で、通常は花芽の付いた苗は花芽を取ってから植えた方が発根率があがります。

でも、実際には可哀想でなかなか花芽をとる事ができません。

私は、花芽が小さい状態ならば、ちゃんと発根もして、あわよくば花芽も見られる!と思い、植えてしばらく様子を見ます。そして枝がシワシワして、根が動いていないな。。。と感じた場合は、可哀想ですが花芽を取ります。

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前置きが長かったですが、面白い状態を見つけたのでご紹介。植え付けたばかりの、花芽を持った苗木。

自分で花芽を落とす場合もよくありますが、こちらは葉っぱが花芽をくわえて持ち上げています。プルメリアに意志があるように見えました!

まずは根出さないといけないから、ごめんね〜。

こちらは悩ましいパターン。
根はないけれど、とりあえず鉢に挿したまま冬越しをしていたもの。気付いたら、こんなに花芽が上がっていました。根もなく、水も与えていないのに、花芽が出てきてしまう事もあるのです。花芽はとっても立派で順調そうに見えますが、枝はシワシワです。この様な場合は根が出ていない可能性が大きいので花芽をとります。

発根しているか否かは、枝のシワシワ加減で判断します。

可哀想ですが、発根を優先する場合には花芽はとりましょう。