Bali Whirlの誕生「枝変わり」

10枚花弁を持つBali Whirl(バリワール)はCeladine(セラディーン)の変種らしいのですが、ある説によるとココクレーター植物園に植えられていたCeladineの「枝変わり」で、脇芽が突然変異して八重咲きのCeladineの花が咲いたというのが始まりだというのです。

SPORT(植;スポーツ)枝変わり、芽条変異、芽条突然変異


白い花を咲かせる品種のはずが、突然ある枝からピンクの花が咲くようになったり、斑入りの葉の枝や、八重咲きの花が咲く枝が出たりする現象を「枝変わり」と言います。 遺伝子の変異ではなく、体細胞(生殖細胞を除く全ての細胞)の変異 によって起こるものだそうです。



Bali Whirl



Bali Whirlが見つかったのはココクレーター植物園だそうです。Dr.クライリーがココクレーターにあったはずの「枝変わり」のCeladineを見に行ったら、普通のCeladineに戻っていたという話しを聞きました。確かに斑入りのハイビスカスも地植えにして大きくなると、ほとんどの部分が普通のハイビスカスに戻ってしまいましたので「先祖返り」もあり得る話しではあります。もっと詳しいBali Whirlの歴史を知りたいので、次回お会いした時にはぜひ質問したいです。

「枝変わり」は偶然に現れた新たな品種ということです。